熱

具合悪くて乗ったタクシーで着いたところは、まさかの・・・


熱その日私は、熱がありました。39度の高熱です。

あまりの辛さに会社も早退し、タクシーで家に帰る事にしました。

そんなときに限ってなかなか空車が来ない。

ああ、もう頭がボーッとして立ってるもの限界・・・ そう思った時に救いの空車。

慌てて手をあげて止まってもらいました。

「◯◯(自宅)までお願いします」と住所を告げると、

「すみません、まだ不慣れなんで道案内してもらえますか」

うわ・・・ハズレた・・・。空車

普段なら道案内なんて全然いいんです。自宅に帰るだけですから。

でも・・・何で今日なの・・・。

その頃私は千葉県に住んでいました。

ざっくりルートを言って、一刻も早く家に帰りたかったので高速道路に乗ってもらいました。

運転手さんの「わかりました」の声に安心して、いつの間にか私は寝てしまったようです。

どのくらい時間が経ったでしょう。


「お客さん、お客さん・・・」

運転手さんの妙な声で起こされました。

辺りを見回すと・・・・

!!!

ディズニーランドそこはまさかのディズニーランドでした・・・

ひえええ、何でディズニーランドなの!? なんでこんな具合悪い日に夢の国?

「すみません・・・ 間違ってディズニーランドに来る道路に乗ってしまって・・・」

はぁっ!?意味がわかりませんけども!

もうーーーー!!ふざけんなよ!・・・ と、叫びたかったけど、

もう体調も限界の私は、「メーター止めてください・・・」と言うのが精一杯で、

ぐだぐだのまま、家までナビゲートしました。

「すいません、すいません・・・ 気が付くともう戻れないとこにきてまして・・・」

「そうですか・・・」

 

運転手さん、大恐縮。

しかし優しくする心の余裕は、私の全身を探しても見つかりませんでした。

家までの誘導も非常に気まずく、不快指数100%の車内が、心身ともに辛かった。

ごめんね、あの時の運転手さん。

まさかのディズニーランド、驚いたでしょう。

でも、私も10倍びっくりでした。

私、あの後風邪が悪化して、4日寝込みましたよ。

あれから15年。きっともう、道を間違える事はありませんね。

ディズニーランドの話題になる度、あの悪夢のドライブを思い出します。

何度もネタとして使ったから、OKって事で(笑)